2010年10月1日金曜日

終了後11日目:恒常性

恒常性(ホメオスタシス、Homeostasis)という言葉があります。ウィキペディアでは、「生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態」と定義されています。例えば、体温。暑ければ汗を出して体温を下げ、寒ければふるえなどを起こして体温を上げようとしますよね。また、血糖値や血圧なども、一時的に上がり下がりすることはあっても、ある程度一定に保たれています。

この恒常性、潜在意識にもあるようです。いわゆる、現状維持メカニズム。体の恒常性は動物が生きていく上で大切なものですが、心の現状維持メカニズムは、私たちの成長したいという気持ちにストップをかけてしまう厄介者のようです。やせたいと思っているのに、食べ過ぎてしまい、運動も続かない。こうなりたい、あれがしたい、と思っているのに、どうも一歩踏み出せなかったり、始めても長続きしない。これは、潜在意識が現状を維持することで身を守ろうとしている結果なんだそうです。潜在意識にとって、慣れ親しんだ現状は“安心”なのです。悪気があるわけではない、いわば親心のようなものです。

現状維持メカニズムは、自分のことだけではなく、周りにも影響を及ぼします。ダイエットをしているというと、「え~、そんなの続かないよ、無理無理!」と言われた、または人に言った経験はありませんか?プラスに成長しようとする人の足を引っ張ろうとする行動も、まさに現状メカニズムが働いている証拠なのです(気をつけなければいけませんね)。

「人生を変える!心のブレーキの外し方」(石井裕之著、フォレスト出版)という本によると、この潜在意識の存在を知るか知らないかが、私たちの人生を大きく左右するといいます。

一番大きなエネルギーを必要とするのは、実は最初の第一歩。一度その壁を越えて動き出してしまえば、あとは意外と楽なものです。このデトックスプログラムも、最初に聞いたときは「私には無理!」と思った人が多かったのではないでしょうか。やると決意するには、相当な覚悟が必要だったことでしょう。でも、今はどうですか?最初は大ごとだと思っていたけれど、始めてみれば意外とできるものなんだ、と思いませんか?

プロセスがただ辛いばかりのものだと続けるのは困難ですが、このデトックスプログラムの場合、手放さなければならなかったことよりも、実行することで得られたものの方がとても大きかったはずです。ジュースを作ること、豆の発芽、玄米を炊くこと、サラダを食べること、一度慣れてしまえば、後は案外楽なものですよね。

この調子でどんどん健康オタクになってください!適度に息抜きしながら、楽しく。

・・・と、なんだか最終回のような口調になってしまいましたが、このブログはまだ続きます(笑)。

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3 件のコメント:

  1. 私もみんなと一緒に「初めのい~~~ぽ!」を踏み出して本当に良かった。この食事のスタイルをこれからも定着させていくことが大事だよね。
    「ダルマさんがころんだ!」はい、Buddyさん動いた。

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  2. Buddyはもうだるま体型ではありません!!Tomotomoさん。
    ようやく手持ちの服が全て入るようになりました。其の記念に
    Tomotomoさんに記念撮影を昨日頼み10数年ぶりの全身写真(しかも脚出し)を取りました。Detox Bodyです。今回のブログを通してのデトックスの実体験は大學の講義を聴きながら実験に成功した感じで、体と頭の知識(栄養学)が同時に飛躍的な成長を遂げ卒業をした感じです。Dr.Izumi どうも有難うございました。カイロプラクターという医学的立場を最初は理解していなかったのですが、症状を薬で表面上抑える西洋医学から一歩違った総合健康改善指導ですね。うーん奥が深い!
    と、これから宣伝させていただきます。とりあえず、これから
    元の体重に戻らないよう、又元の毒入りだるま体型に戻らない様御指導よろしく引き続きお願いします!!

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  3. >tomotomoさん
    だるまさんがころんだ、大好きでした。やる機会がないだけで、今も好きかも。今度大勢でやりますか?

    >Buddyさん
    おおー、全身写真を撮ったんですね。全員、やる前と終了後の写真を撮っておけばよかったなあ。

    カイロは、奥が深くて面白いですよ~。とてもEmpoweringなもので、人生変わります。もっともっと、みんなに知って欲しいです。宣伝よろしくお願いします(笑)。

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