2010年8月29日日曜日

開始まであと2日:発芽について 実践編その2

今日はWhole Foodsでビーツを買って来ました。日本では「テンサイ」とか「さとう大根」とか呼ばれている根野菜ですね。和泉家ではおなじみの常備食材。立派な葉っぱと茎付きのが2-3つで一束になっていて、$2.99。さすがアメリカ、大きさはかなり不平等で、日によっても全く違います。今日はなかなかいい大きさのものが手に入りました。これを、10日~2週間ほどで使いきります。根〔実?〕の部分は生のままジュースに入れたり、刻んでサラダに入れたり。葉っぱはサラダに入れ、茎は煮物にします。ビーツは、胆汁の流れをよくすることで、油とたんぱく質の消化をよくします。

さて、本題に入りましょう。今日は玄米のお話です。

玄米の皮の茶色い部分、「ぬか」には、ビタミンBをはじめとするたくさんの栄養素が詰まっていることは、みなさんもご存知ですよね。これらの栄養素は、お米が稲へと成長していく中で必要になるわけですが、実は、食べ物として動物や人間の体の中に入った場合には、その消化吸収の過程で必要となるものなんです。では、ぬかが取り除かれてしまった白ご飯をたべると、どうなるでしょう?体は、そのお米をエネルギーとして使うために、体内の色んな所から、お米を消化吸収するのに必要とされる栄養素を引っ張ってきてしまいます。だから、精白された穀物を食べ続けることは、慢性的な栄養不足の原因になるわけです。

「ぬか」は「米」に健康の「康」で「糠」と書きます。この糠には良質の脂質や酵素がたくさん詰っていて、おかげですぐ腐ってしまいます。その性質を利用して作られるのが、ぬか漬けなんですね。アメリカでもぬか(Rice Bran)は、栄養補助食品として健康食品屋さんで売られているんですよ。ただし、生だとすぐ腐っちゃうので、熱処理で酵素が抜かれてあります。

そんな栄養的に素晴らしい玄米も、豆と同じく種子であるため、護身用に酵素抑制物質やフィチン酸を持っています。これらは、私たちの体の中で酵素の働きを邪魔したり、ミネラルの吸収を妨げたりする、有害物質です。しかし、この有害物質も、発芽させることで中和され、消化にやさしくなり、栄養価もアップします。だから、発芽玄米がいいんです〔ここは復習ですね〕。

作り方はいたって簡単で、まずは軽くすすいで、たっぷりの良質の水につけます。私たちはガラスのボールを使っています。

ずっとつけていると水がにごってくるので、一日に2-3回、すすいで、きれいな水を入れなおして、とやっていると、48時間でこんな感じに芽が出ます!!!かわいいでしょう???食べるのがかわいそう?〔笑〕

現在和泉家では、Nijiyaのオーガニックのコシヒカリを使っています。もち米を5分の1ほど混ぜるときは、Whole Foodsで買うOrganic Sweet Rrown Riceを使います。どちらも素晴らしい発芽力です。ゾウジルシの炊飯器の玄米炊きモードで、水はかなり少なめにして炊いています。とってもふっくらと美味しく炊けますよ。自家製発芽玄米で、鍋でパエリアをやったことも何度かありますが、全く問題なくできました。

市販の「発芽玄米」は、まずどのような水で育てられたかわからないし、もう一度水につけたからといって、そこからまた成長を続けられるわけではないので、生命エネルギーはかなり失われてしまっていると思われます。なので、必ず家で発芽させるようにしましょう。

本日、デトックス参加者10人になりました~!あと2日かあ。今日の夕飯何にしよう?

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